帯芯とは
- 美郷 脇
- 7月4日
- 読了時間: 2分
言わないでおこうと思うけれど・・「暑いですね・・」(笑)
本題に入る前に、お知らせとお願いです。
今月から、営業時間を変更させていただきます。
旧10:30~18:30
新10:30~18:00
開店時間はそのまま、閉店時間を30分早めさせていただきます。
諸事情などありまして、少し短くさせていただくことにしたのですが
お仕事帰りにお寄りくださるときなどは、ご連絡いただけましたら
お待ちしておりますので、ご遠慮なくお知らせくださいませ。
では帯芯のお話です。
先月の催しで櫛織の帯をご覧いただいて、透けている帯なので「帯芯」を
用意してお見せしていたところ
「帯芯って初めて見ました」というお客様のお声。
確かに~~!お納めするときは、すでに見えませんものね。
帯芯、こんなのです。


木綿で、硬さや厚み、表面の毛羽など種類があって
当店では、お求めいただいた帯の表地の風合いなどに合わせて判断して選び、帯の仕立屋さんにお願いしています。
帯芯も最近値上がりしていたり、廃業されるメーカーもあって種類も少なくなっている現状、つらいところです。
が、いい帯芯を入れておくと、締めているうちになじんできて、柔らかくなったとしてもくたくたにはなりません。
既製品の半巾帯などには、不織布のような芯や接着芯が張っているのも見たことがあります。
よい帯には帯芯もいいものを・・と思います。
昔の丸帯など解いてみると、よくぞこんなに硬い芯の入った帯を締めていたな~と
思うほど、厚い硬い芯が入っていたりします。
硬くて締めにくい帯や、柔らかすぎて締めにくかったり形が作りにくいというときは
帯芯を変えるといいかもしれません。
それから、帯がかび臭い時などは、中の芯が湿気で黄色くなっていることもあり
ひどくなると帯にまで影響することがありますので、ご注意くださいね。
ちなみに、写真の帯芯は、私が帯屋さんに好みの硬さの芯を分けていただいて
カットして長襦袢の衿芯に使っているものです。
衿芯にも使います。




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