柄あわせ
- 脇 美恵子

- 7月3日
- 読了時間: 2分
早々と台風も来たりで、梅雨らしいじめじめした毎日が続きますね・・・。
でも花火大会や夏祭りも始まったようで、いよいよ浴衣の季節到来です。
今年もお仕立上がった浴衣を何枚もお納めしましたが、写真の浴衣はつい先日、急いで仕立ててもらった男性の浴衣です。


分かりやすいかとこちらの浴衣をアップしましたが、後ろと前の両面です。
ごくごく当たり前のことなのですが・・・
こちらの浴衣の柄は市松柄になっていて、
背中、袖付け、衽(おくみ)、衿、そして見えてないですが脇と
全部市松の柄がきれいにあってますね。
仕立屋さんが、キチンと柄を見て合わせてくださってます。
これがプレタの仕立上がっている浴衣だと、??っていうところに柄がきていたり
ずれていたり、いい柄が目立たないところにあったり、例えばお花の柄が重なっていたり・・・
なんてことが結構あります。
私はついつい街で見かけて、あら残念って思うこともあります。
普通なら気が付かないのでしょうが・・・呉服屋のサガでしょうか(笑)
今回の浴衣は格子がきちんとあっているので、柄を合わせるということがわかりやすいかと
思いますが、仕立屋さんにしてみれば、格子を合わせればいいのでまだ楽なのかも・・・なのです。
単純な続き柄などはいいのですが、とび柄や、大きな柄、縞や横段など小紋や紬などは柄によっては、とっても悩ましいのです。
どの柄が出ているか、どの色が目立つところにあるかで、お着物の印象が変わります。
お顔周り、前身ごろと衽のあたり、後ろ姿は帯の上下・・気になるところです。
そして、考えられてきれいに柄が出ていると、やっぱりきれいで素敵なお着物になります。
お安いプレタの浴衣は、たぶん端から順に裁断して、縫製していると思います。
オーダーしていただいた浴衣は寸法がぴったりサイズというだけでなく、柄もちゃんと見て
考えてお仕立てしています。
ちょっと話がそれてしまいましたが、今日言いたかったのは
仕立屋さんはただただ縫っているだけではなく、こんなところも見て、手間をかけて縫ってくださっているということに、気が付いてほしいなと。
浴衣シーズン、着物に関心があったら、こんな目で浴衣を見て見るとちょっと面白くて
気づきがあるかもしれません。




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